2022.11
2022.11
ゆっくりな動作は早くできる
私達の稽古は、剣の素振り、剣の合わせを準備運動のようにします
そして 剣の合わせの中では、残心の形を取っています
「ゆっくりな動きは早くできる
早い動きは 雑になる」 この教えを忘れないようにしています
どういうことかというと
武器技や体術など正確な動き方を覚えるためにも、ゆっくり一つ一つ丁寧にを心掛けます
足の運びだったり、指先だったり、体重移動だったり、剣の握りだったり
自身で動き方の確認が取れるように技の切れ目に見直しの間を取ったりします
最初はゆっくりの動作でも自分で覚えると早く動けるようになります
最初から完成の「型」を真似るように、覚えると、手順や動きや身体の向きなど
肝心な部分に気づかず、自分流の解釈で「動き方」を覚えてしまいます。
動きは覚えても、要所を省いたり余計な動きが癖となったりと
直しづらいままに、大きなブレとなって表れてしまいます
もちろん素晴らしい感性の基にコピーのように取得なさる方もいらっしゃるでしょう
ただ 指導する場合は、忘れてはならないことだと思っています
私も 一旦付いた癖の訂正に、嘆息してしまいます
しっかり「型」を覚えておけば、自分がケガの時でも
自分の身体に負担をかけない稽古ができますものね。
a:57 t:1 y:1